| ベイシー楽団での電気ギターはまだぎこちなく、バンドと一体という感じではありませんが、良い変化、色づけになったことは間違いありません。その点、最初に紹介する1938年録音のコモドア盤では素晴らしい進歩をみせています。全盛時のベイシー楽団のピックアップ・メンバーによる演奏なので悪いはずがありません。この曲を選んだのはダーハムのギターはもちろんですが、珍しいフレディ・グリーンの歌、レスターのスムーズなテナー・ソロとオマケにクラリネットも聴くことが出来るためです。
The Kansas City Six
Buck Clayton(tp) Lester Young(ts,cl) Eddie Durham(tb,g) Freddie Green(g,vo) Walter Page(b) Joe Jones(d)
New York, September 27, 1938 |