32.Everett Barksdale

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今回は中堅ギタリスト、エベレット・バークスデールを紹介します。中堅といっても実に多くの録音に参加している実力者です。
活動は古く、1931年から録音に参加しています。最初のグループはエディ・サウス、その後、ベニー・カーターやシドニー・べシェ、エドモンド・ホール、マキシン・サリヴァンなどとの録音があります。1949年からはデッカのビリー・ホリディ、ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルドといった大物との録音にも参加しています。
LP では1957年、RCA に録音したレッド・アレンが有名と思います。コールマン・ホーキンスやバスター・ベイリーが参加したもので、ジャケにはギブソンのソリッド・ギターを持つバークスデールが写っています。国内でも廉価盤として発売になったのでお持ちの方も多いと思います。


32-1.jpg 最初は1944年のエドモンド・ホールのブルーノート盤です。この頃は本当に良いメンバーが揃っています。
メンバーを見ただけで音が浮かんできます。

Edmond Hall's Swingtet
Benny Morton(tb) Edmond Hall(cl) Harry Carney(bs) Don Frye(p) Everett Barksdale(g) Junior Raglin(b) Sidney Catlett(d)
New York, May 5, 1944



32-2.jpg次も1944年の録音です。ピアノのクリフ・ジャクソンのB&W 盤です。ユニークというか面白いメンバーでの録音です。

Cliff Jackson's Village Cats
Sidney DeParis(tp) Wilbur DeParis(tb) Sidney Bechet(ss) Gene Sedric(ts,vo) Cliff Jackson(p) Everett Barksdale(g) Ewllman Braud(b) Eddie Dougherty(d)New York, December 21, 1944
12インチSP



32-3.jpgオマケとしてもう一枚紹介します。テナーのジュリアン・ダッシュのSIW 盤です。ビリーのアラジン盤で悪名を高めたヘイウッド・ヘンリーが参加、その他ではソニー・ペインの顔も見えます。ジュリアン・ダッシュというテナーはR&B 系やムード系に多くの録音があります。

Julian Dash Septet
Julian Dash(ts) Haywood Henry(bs) Freddie Jefferson(p) Everett Barksdale(g) Leemie Stanfield(b) Sonny Payne(d)
New York, February 7, 1951