17.Johnny St.Cyr

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17-1.jpgニューオリンズ・ジャズの先駆者、ジョニー・センシア(1890.4.17-1966.6.17)を忘れていました。
1923年、ニューオリンズからシカゴにやって来たセンシアはキング・オリヴァーやJ.R.モートンの大物と演奏をするようになります。中でもルイ・アームストロングのホット・ファイヴとホット・セヴンの演奏はジャズ史上でもっとも重要な録音といっても良く、この一連の録音でセンシアの名前を知っている方も多いと思います。



画像1930年にはニューオリンズに戻り、アルフォンゾ・ピクーやポール・バーバリンと演奏しました。そして、1955年にはロサンジェルスに引越し、1966年6月17日に亡くなるまで若い連中と一緒に演奏しました。



17-3.jpg最初は全盛のシカゴ時代の録音です。当時は圧倒的にバンジョーの方が多かったのですが、ここではギターを聴くことが出来ます。

"Doc" Cook & His 14 Doctors of Syncopation
George Mitchell(co) Elwood Graham(co,vo) Bill Dawson(tb,vo) Billy Butler(cl,as) Joe Poston(cl,as,vo) ts unknown Sterling Todd(p) Johnny St.Cyr(g) Bill Newton(tu) Andrew Hilaire(d)
Chicago, March 30, 1928



17-4.jpg次はニューオリンズ時代の一曲、センシアのダイナミックなリズム・ギターに導かれクラリネットのレイ・バークがソロを取ります。この録音はH.オットーの自宅録音のようで、会話が聞こえたり、あまり良い録音ではありませんが、センシアのギターが生々しく収録されています。

Ray Burke's Speakeasy Boys
Ray Burke(cl) Louis Galland(p) Johnny St.Cyr(g) Austin Young(b) Robert Matthews(d)
New Orleans, May 11, 1949