16.Nappy Lamare

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16-1.jpg回を重ねてくるとどうしてもある傾向が出てくるようです。
今までニューオリンズ、ディキシー系が出ていないことに気が付きました
言い訳するわけではありませんが、このジャンルのSP が取り出し難いところにあることと、ギターよりバンジョーのイメージが強く、今までチェックを怠っていたことにあります。これではイカンと遅ればせながら紹介するのは、棚の一番手前にあったナッピィ・ラメアーです。
ナッピィ・ラメアーといえば、ボブ・クロスビーのボブ・キャッツや40年代後半からのキャピトル・セッションがすぐ頭に浮かびますが、活動は古く1927年から録音があります。意外と思われるかも知れませんが、1930年から1935年までベン・ポラック楽団に在籍していました。そして1935年から1943年の長きに渡りボブ・キャッツの一員として活躍しました。その間にも、多くの録音に参加しています。
最初はウィンギー・マノンのセッションです。1935年1月15日、オーケー・レーベルに録音されたこの曲はマノンの代表曲の一つでもあります。1935年ということでオーケー最後期にあたり、ロゴはオーケーですが制作はコロムビアであることが分かります。

Wingy Mannone & His Orchestra
Wingy Mannone(tp,vo) Matty Matlock(cl) Eddie Miller(ts) Gil Bowers(p) Nappy Lamare(g) Harry Goodman(b) Ray Bauduc(d)
New York, January 15, 1935



16-2.jpg次は人気バンドとして活動していたころの演奏です。この頃はキャピトル録音が多いのですが、フランク・ブルとジーン・ノーマンのディキシーランド・ジュビリー・レーベルの一枚を紹介します。

"Mr.Dixie" Nappy Lamare & His Band
Stu Pletcher(tp) Brad Gowans(tb) Johnny Costello(cl) Pud Brown(ts) Harry Gillingham(p) Nappy Lamare(g) Bud Hatch(tu) Zutty Singleton(d)
L.A., December 1949