15.Tal Farlow

  1. HOME >
  2. 15.Tal Farlow
15-1.jpgタル・ファーロウのイメージはやはりLP 時代でしょう。初LP のブルーノートとヴァーヴ一連のアルバムはジャズファンであれば一度は聴いていると思います。
タルのスタートは1945年の女性ピアニストでヴァイブも演奏するダーダネル・トリオの録音から始まります。
トランスクリプション用として録音されたためにSP としての発売はありませんでした。
ニューヨークにいる間にバップに目覚めたタルはダーダネル・トリオを辞めて故郷に戻ります。そして1947年に活動を再開したタルは49年にマンデル・ロウの口利きでレッド・ノーヴォ・トリオに参加します。
最初は、1950年5月から始まったディスカヴァリーのレッド・ノーヴォ・トリオの録音です。サヴォイから出たLP「ムーヴ!」でおなじみと思います。加入当初は二人のスピードについて行けず苦労したといいますが、この曲はノーヴォ・トリオ2回目の録音で、堂々とした演奏を披露しています。

Red Norvo Trio
Red Norvo(vib) Tal Farlow(g) Charles Mingus(b)  Chicago, October 13, 1950



15-2.jpg1953年にノーヴォ・トリオを退団、6ヶ月ほどアーティ・ショウのグラマシー・ファイヴに在籍後、自己のグループを結成することになります。この曲はアーティ・ショウのグラマシー・ファイヴに在籍時の録音です。

Artie Shaw & His Gramercy Five
Artie Shaw(cl) Hank Jones(p) Joe Roland(vib) Tal Farlow(g) Tommy Potter(b) Irv Kluger(d)
February/March 1954