14.Steve Jordan

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14-1.jpgミスター・リズムといったら黒人ではフレディ・グリーン、白人ではスティーヴ・ジョーダンで異論はないと思います。リズムを刻む正確さといったら右に出る者はいないでしょう。1939年からウィル・ブラッドレー、1945年からはボイド・レイバーン、1947年からジミー・ドーシーと渡り歩きました。
スティーヴ・ジョーダンの名前が知られるようになったのはLP 時代になってからでしょう。真っ先に浮かぶのが1953年からのヴァンガード・セッションです。ヴィック・ディッケンソンをはじめバック・クレイトン、メル・パウエル、サー・チャールズ・トンプソンなど多くの録音に参加しました。特にヴィック・ディッケンソンのショーケースでは10分以上に渡り正確なリズムを刻み続けます。あとは1956年にエピックに録音したモノクロ・ジャケでおなじみの「Braff!」が印象に残っています。
最初は1947年、アトランティックに録音したボイド・レイバーン楽団です。

Boyd Raeburn & His Orchestra
Conte Candoli, Buddy Colaneri, Norman Faye, Bernie Glow(tp) Milt Bernhart, Leon Cox, Bert Varsalona(tb) Buddy DeFranco(cl) Llod Otto, Al Richman(fhr) Jimmy Giuffre, Jerry Sanfino(as,ts) Sam Spumberg(as) Shirley Thompson(ts) Hy Mandel(bs) Boyd Raeburn(bsx,sop) Ray Rossi(p) Steve Jordan(g) Joe Berisce(b) Irv Kluger(d) Doug Jones(perc) Ginnie Powell(vo) Johnny Richards(arr) August 14, 1947



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次はヴィック・ディッケンソン・ショーケースの約8ヶ月前に録音されたクレフ・レーベルでのジーン・クルーパです。小編成のためにジョーダンの刻みがはっきりと聴き取ることが出来ます。

Gene Krupa Sextet
Charlie Shavers(tp) Willie Smith(as) Teddy Wilson(p) Steve Jordan(g) Israel Crosby(b) Gene Krupa(d)
April 14, 1953