4.Carmen Mastren

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今回はギターの名手でもあり、名アレンジャーでもあったカーメン・マストレンです。
数多い録音の中から何のひねりもないベタな2曲をを紹介します。
マストレンは長い間ドーシー楽団に在籍し、アレンジャーとしても活躍しました。
「メロディ・イン・F」「愛の夢」「黒い瞳」など、ドーシー楽団が得意にしていたクラシックや民謡のジャズ化はすべてマストレンが担当していました。
カーメン・マストレンのプロとしてのスタートは1935年に録音されたエイドリアン・ロリーニのTap Room Gang でした。そして、1935年12月20日に録音されたのがこの「Swingin' On The Famous Door」でした。ドラムレスの4人編成ですが、見事な一体感です。

The Delta Four
Roy Eldridge(tp) Joe Marsala(cl) Carmen Mastren(g) Sid Weiss(b)  December 20, 1935



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1936年からドーシー楽団に参加します。そして、1940年2月に退団し、最初の録音となったのがBechet-Spanier Big Four でした。このセッションはHRS(Hot Record Society)レーベルのオーナー、ステファン・スミスの依頼をマストレンが受けたもので、仕切りはマストレンが行いました。
Bechet-Spanier Big Four
Muggsy Spabier(co) Sidney Bechet(sop) Carmen Mastren(g) Wellman Braud(b)  April 6, 1940

※12inch sp