2.Teddy Bunn

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ジャイブファンに人気のテディ・バンですが、活動は幅広く、初録音になる29年のデューク・エリントンから、歌手ボブ・ハワードの歌伴など多くの録音を残しています。
エディ・ラングなどとは対照的な奏法で、チョーキングを多用したブルージィなフレーズが炸裂します。エディ・ラングはピックを使って一音、一音をクリアに弾くのに対し、テディ・バンはピックを使わない指弾きが多いようです。
ギターは、両方ともギブソンのL5 を使っています。ただし、活動年代が違うこともあり、ラングは16インチのL5、バンは17インチのアドヴァンスド・モデルを使っています。



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最初はブルーノートの初小ヒットとなった「Summertime」(12-inch)、耳タコですが、いつ聴いても良いものです。べシェ、バンも素晴らしいのですが、ドラムのシド・カトレットのサポートが実に絶妙です。

Sidney Bechet Quintet
Sidney Bechet(sop) Teddy Bunn(g) Meade Lux Lewis(p) Johnny Williams(b) Sidney Catlett(d)
June 8, 1939



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バンの弾き語り「Blues Without Words」、バン節を堪能出来ます。ギターだけでなく、歌もうまい人です。

Teddy Bunn(g,vo)   March 28, 1940



2-4.jpg1937年頃のジョン・カービーのバンドでのテディ・バン、抱えているのがギブソンの17インチL5 アドヴァンスド・モデルです。



2-5.jpg1939年のブルーノート・セッション、同じギターのようです。

テディ・バンといえばエイドリアン・ロリーニと1930年ブランズウィックに録音したトリオ演奏の3曲が未発表のままです。聴いてみたい・・・